アコーディオン、お取り扱い上の主な注意事項

 

♪良く手になじませる

適当に練習したり、弾くことによって、楽器は奏者になじみ、鳴りも良くなるもの。1年以上も弾かずに押し入れに入れっぱなしは好ましくありません。

♪持ち運びに注意

アコーディオンは、その取り扱いに常に注意をはらう習慣をつけないと、思わぬ拍子にぶつけたり、落すかして外装を傷つけたり、内部メカを損傷し、故障の原因をつくります。置き方にも気をつけて。
♪湿気とホコリは大敵
湿気とホコリに弱いのは他の楽器と同じ。リード、アクションにサビができやすくなります。特に、鍵盤を貫ぬく芯棒がサビると、スティックの原因となります。万が一、雨に当った場合は、すぐに柔かい乾いた布でよく拭いて、充分に乾かしてからしまって下さい。

♪潮風、塩分も大敵

アコーディオンを弾くと常に外部と内部を空気が行き来します。海辺で弾いた後は必ず内部の塩分を含んだ空気を入れ替えてください。内部 に塩分が残っているとリードなどの金属部が錆びて音程が狂う原因となります。

♪無理な禁物

鍵盤やボタンを押さず、むりやり蛇腹を開けたり閉めたりすると、1回で空気洩れの原因になります。ケースへおさめる 時は、空気ボタンを押し、蛇腹を閉めきって、上下の蛇腹止めを忘れずにかけてください。
♪夏の直射日光 、気をつけて

リードプレートをウッド・ブロックに並べて付着させているのはろうと松やにの混合物です。それが熱気で溶けると、位置がずれ落ちてスカスカになってしまいます。

♪逆に寒冷期には
リードは特殊鋼、リードプレートはアルミであるため、冬になると、その収縮率が違うところから、リードを押さえてしまうことがあります。これは弾いているうちに体温で暖められた りしてじきになおるものですから心配はありません。また、リードを軽くおさえている笛皮が堅くなって、音がビリることがありますが、これも少し温度を与えることで、もとに戻ります。
しかし、冬のガスストーブのそばは避けて下さい。

♪ホコリが音を止める

リードの折れることは、めったにありませんが、リードとリード穴の縁に繊細なホコリがついただけでピタリと音が止まることがあります。これはその鍵盤が、どのリードに当るかを調べ、軽く筆などで払えば、すぐ音がでるようになります。 

♪2年に1度調節を

アコーディオンは、仕上がった楽器1個1個について音を調律し、検品して送り出されますが、弾くことによって(長期間の無使用ならなおさら)ピッチが少しず つ狂ってくるものです。そこで普通に使っている方で、2年に1度くらい調律の必要があります。